テーマ:日常

究極の反差別実践訓

前回、三つの反差別実践訓と題して、「キノコの法則」・「全盲の倫理」・「白紙の倫理」の三つを箇条書き的にお伝えしたが、最後に究極の反差別実践訓を一つ追加しておきたい。 ○引き寄せの倫理 差別を他人事として自分自身から遠ざけて考えるのではなく、自分自身を差別される他人に置き換え、自分自身が差別される立場であったらどうか、と我が身に引…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

三つの反差別実践訓

「差別王」トランプ米大統領が登場し、様々な物議が引き起こされている中、発信すべき事柄は多いにもかかわらず、管理人の体調の問題から、今年に入って当ブログの更新頻度が低下してしまっており、心苦しい。しかし当面、更新頻度の回復は望めず、また暫く更新が休止することを見込み、まとめ的な意味で当ブログの柱でもある三つの反差別実践訓について列記してお…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「キノコの法則」を推奨

先日、アメリカのCNNが興味深くもショックな研究結果について報道した。それはインターネットを通じて、米国人(と思われるが、報道では明示されず)950人に、対象として選ばれた黒人男性と白人男性の体重や身長、力強さ、体格を評価してもらうという米心理学会による調査。 それによると、実際は対象の黒人男性も白人男性も同じ大きさだったにもかか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今年を振り返って

まだいくらか日を残す今年は、差別克服の視点から注目すべき様々な出来事が起きた一年だった。最大級は7月の障碍者施設襲撃大量殺戮事件であるが、これについては事件後の記事である程度管見を述べてあるので、ここでは、諸事情からすぐにレスポンスできなかったものをいくつか取り上げて回顧したい。 一つ目は、沖縄における警備警察官による「土人」…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

怖がらない

7月の障碍者施設襲撃事件は障碍者やその家族に大きな衝撃というより恐怖を与えたようである。事件以来、外出に恐怖を感じたり、障碍児を連れていると人目が気になる、また同種施設ではセキュリティ強化、防犯訓練などの対応に追われるといった影響が出ているという。 社会に恐怖を与えることで自己の思想信条を社会に知らしめ、その浸透を企てることがテロ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

続・「合理的配慮」への危惧

熊本・大分地震では、まさに今月施行されたばかりの障碍者差別解消法がいきなり災害時の障碍者対応という難題に直面したことは不運とも言えるが、実際のところ、新法は災害対応の現場で生かされたとは言えなかったようだ。 例えば、4月26日の時事通信は、自閉症など発達障碍を持つ子供やその家族の多くが、トラブルを恐れて避難所に入れず、車や自宅での…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

しばかない!

昨年は、内外で公職者・有識者等による差別発言が続いた。また民間においても、近年台頭してきたヘイトスピーチに代表されるような差別助長行為・運動が引き続き見られた。残念ながら、この傾向が今年激変するという根拠はない。 こうした動向に対して、反差別側もどう立ち向かうかが鋭く問われている。強硬な差別言動に対しては強硬な反差別運動で対峙・反…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ユニバーサル」の落とし穴

日本語のカタカナ外来語の氾濫には閉口するが、反差別の分野でもカタカタ外来語は多い。例えば、従来から「バリアフリー」という語が定着してきたと思ったら、これはもう時代遅れで、最近は「ユニバーサルデザイン」と言うらしい。 ユニバーサルデザインとは、直訳すれば「普遍的設計」。つまり、障碍の有無を問わず、みんなが普遍的に使えるような設計のこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

容姿差別―他人事か

報道(SAPIO→NEWSポストセブン)によると、韓国では容貌差別(広くは容姿差別)が深刻な社会問題だという。以下、記事を引用してみよう。 現代韓国社会最大の差別は“容貌差別”・・・だ。容貌で就職や結婚をはじめ人生の行方が決まる。だから最近は男性も就職シーズンになると整形手術する人が増える。韓国はしばしば外国から“整形天国”などと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

男女共用トイレ考

アメリカはサンフランシスコのある小学校で、全トイレを男女共用に改修する方針を決めたという。理由は、性的少数者児童への配慮。つまり、トランスセクシュアル(以下、TS)の児童は男女別トイレではどちらのトイレにも心理的抵抗を感じるのを解消するためということである。 この問題は成人の場合にもあり、公衆トイレの使用に関して、TSの人に共通す…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

遺伝差別について(上)

ゲノム解析技術の進歩により、遺伝子検査が普及し、日本でも商業的な検査サービスが宣伝されるようになった。一般的な検診嫌いの筆者も郵送で簡単にできる遺伝子検査に惹かれて試してみたが、簡易検査であるにもかかわらず、様々な病気の確率因子や先祖のルーツまで判明した。 より本格的な精密遺伝子検査であれば、個人情報が遺伝子レベルでそれこそ丸裸に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

身長差別をめぐって

先日、あるテレビ番組で自国のセールスポイントを問われた一人のアフリカ人がゴリラの生息地が存在することを指摘した後、ピグミー族の存在を付け加えたことがひっかかった。ゴリラは周知のとおり類人猿だが、ピグミー族は人類である。ただ、民族遺伝的に低身長であることを特徴とするため、動物視、怪物視されるなどして、現地でも歴史的に差別・迫害されてきた。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ハラスメントは差別か

ハラスメントという外来語が定着し、TVドラマのタイトルにもなる時勢である。この言葉は、セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、エイジ・ハラスメント等々、ハラスメントの要因となる事由を組み合わせて使われるので、いくらでも拡大していき、「××ハラ」の増殖にうんざりという人もいるだろう。 ハラスメントの種類を数えてみた人による…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

大統領のnigger発言

これまで、差別に関する一般論的な概説をしてきたが、実際のところ、差別は日常の中で発生するので、何が差別に当たるのか、判断に迷うことも多い。そうしたこれって差別?という疑問をそのつど解決していくことも、差別克服の重要なプロセスである。今回以降は、こうした差別の具体論に分け入っていきたい。 その最初は、先日アメリカのオバマ大統領の口か…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

日本社会と差別(下)

「日本社会と差別」の最終回である。差別は世界中すべての国で何かしら発現している現象であるが、差別にも「国柄」が滲み出る。そこで今回は、普遍的な人類的現象である差別が日本社会ではどのような特徴をもって発現しているかについて考える。  日本社会ではしばしば差別の存在自体が否認されたり、過小評価されたりしがちであるが、まさにこの点に、差…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

日本社会と差別(中)

前回は、日本社会において差別克服が困難な課題となる理由として、差別が高度の社会的安定の秘訣として利用されていることを、特に移民制限と精神障碍者隔離という典型的な二つの事例を挙げつつ、指摘した。しかし、日本社会で差別克服が困難となる理由は、他にもある。今回は、より根源的な文化的理由を考えてみよう。 差別の根源が「見た目」に対する劣等…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

犯罪者差別という課題

差別四丁目二番地は、一連の差別街区の最辺境地である。ここに位置するのが、犯罪者差別。多くの人にとってもはや「差別」という認識自体が持てない領域であり、その隣は動物の世界である。通常、人間は動物を人間より劣等的なものとして、所有・飼育・研究の対象とみなしている(そのことの是非はまたの機会に検討する)。それと同様に、犯罪者も人間に値しない非…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

外国人差別の克服法

差別の四丁目一番地は外国人差別であるが、外国人差別の克服が難しいのは、外国人は法律上合法的に差別される存在だからである。現時点で、反差別法が整備された反差別先進国にあっても、外国人を完全に国民と対等に扱う国は存在していない。 これは、国民を主体として構成された国民国家という現代国家の本性に由来している。国民国家では国民が主人公であ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

差別の四丁目―最終地

今日から差別の四丁目に入る。ようやくここが差別の最終地である。四丁目は一番地に外国人差別、二番地に犯罪者差別という克服の難しい差別が位置する最も辺境的な街区である(この街区の先があるとすれば、それは「動物差別」である)。 外国人と犯罪者はあらゆる被差別カテゴリーの中でも社会の最も周縁的な場所に位置するからこそ、差別の最終地に属する…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

再考・年齢差別

差別三丁目三番地は、年齢差別である。この差別は、表面上は生物学的な生存年数という客観数値に基づく差別であるが、実態的に見ると、年齢は人間の能力的な評価基準の要素であるため、能力差別の一環であると言える。それで、これを知能、職業に続く三番地に置くのである。 年齢差別で典型的なのは、「年齢」を理由とした就労差別であり、多くの人が日常直…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

現代的職業差別

差別の三丁目一番地の知能差別に続く二番地は、職業差別である。現代の能力制社会にあっては、知能と職業とは密接相関関係にあると考えられており、ごく単純化して言えば、知能が高いほど高等的な職業に就けるものとみなされる。そこから、底辺的な職業に就いている者は、知能が低いという劣等視も受けやすく、知能差別と職業差別は隣接することになる。 こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

知能差別の克服

前回から差別の三丁目に立ち入っているが、ちょうどよく、政治家による差別発言のニュースが飛び込んできた。与党の幹事長某が街頭演説の中で、「バカだ、チョンだ」という発言をしたという。 ただ、この発言で専ら問題にされているのは、かつて朝鮮人への蔑称として使われていた(現在ではほぼ死語)「チョン」のほうで、「バカ」を問題視する見方はほとん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

差別の三丁目

差別の二丁目に続いて、さらに三丁目へ進んでみよう。三丁目に来るのは、広い意味での能力に基づく差別である。能力に基づく差別は、ある意味では、一丁目の容姿差別や二丁目の性差別以上に馴染み深いものである。というのも、現代社会は一面、能力差別社会とも言えるからである。 現代社会に生きる者は、幼少期から終生何らかの形で能力的な査定を受け続け…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

性的少数者の問題

前々回より、差別の二丁目に立ち入っている。ここで復習すると、差別の二丁目も三番地まであり、一番地は性別、二番地は性自認、三番地は性的指向による差別であった。このうち二番地と三番地で差別の対象となる人たちは、まとめて性的少数者とも呼ばれている。 大多数の人は自分の生物学的性別に対応した性自認を持ち、なおかつ異性に対して性的指向を持つ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

差別の二丁目

これまで差別の一丁目を中心に見てきたが、このへんで、二丁目にも足を伸ばしてみることにしよう。まず再確認しておくと、差別の一丁目には番地順に容姿・障碍・人種に関わる差別が並んでいた。これらは、いずれも持って生まれた先天的な属性を理由とする差別であった。 従って、一丁目に連続する二丁目にも、やはり先天的な属性を理由とする差別が並ぶはず…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ナチスとイケメン

今年はアウシュヴィッツ解放70周年の節目ということで、内外で改めてナチスへの関心が高まっている。そこで、本講座でも、差別の一丁目に関するまとめを兼ねて、このテーマを取りあげてみることにするが、それにしても奇妙過ぎるタイトルになった。 なぜ、あえてこのような奇抜なタイトルにしたかと言うと、アウシュヴィッツに象徴されるナチスの人種浄化…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

白紙の倫理

前回、「全盲の倫理」として、他人を判断するときに、全盲者と同様に相手の容姿が見えないという仮定に立ち、容姿以外の要素で評価するという倫理観を示した。 しかし、目の見える大半の人にとって、そのような不自然な実践は難しいかもしれない。たしかに、全盲の倫理は究極の倫理であって、全盲者以外の人にとっては一定の「訓練」を必要とする。そこで、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

全盲の倫理

年末以来、約一か月ぶりの発信である。目下、当初の予想を超えたレベルの黙殺を受けている状況であるが、めげることなく、差別を克服するための方策を考えるという企画を続けていきたい。 以前、人間は五感の中でも視覚が比較的発達しているうえに、美醜という価値基準を持つことから、容姿差別が発生するということを指摘した。しかし、人間には視覚を持た…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ユニーク・フェース論

だいぶん間が開いてしまったが、続けたい。今回は、表題のように、ユニーク・フェースの問題を取り上げる。ユニーク・フェース(unique face)というのは、直訳すれば「個性的な顔」ということだが、主として顔面に病変的な部分がある人々の自助及び反差別運動のキーワードである。 筆者の知る限り、こうした運動自体は欧米に発祥するが、ユニー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

整形/美容は必要?

前回、差別の根底にあるのは劣等感だと指摘した。よって、劣等感を持つ被差別者自身が加害者と化す差別の連鎖という現象が生じるのだった。その連鎖を抜け出すために劣等感を解消する方法はないだろうか。 容姿の劣等感を解消するための方策としては、整形手術がある。より広くはお洒落を含む美容であり、まさに美容整形という用語も使われる。だから容姿差…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more